小さい時は大きい方だった体格も、小学校中学年高学年と学年が上がるにつれてどんどん見る影もなく。ずっと後ろから数えた方が早かった背の順もいつのまにか一番前に・・・。
そんな娘が身体測定を終えたある日、「要受診」のイエローカードを持って帰ってきました。
低身長の受診勧告とチェック方法
身長を伸ばす治療が受けられるかもしれない
低身長って聞いたことがありますか?
低身長っていうのはその名の通り「身長が低いこと」「低すぎること」。身長が小さいっていう事は 成長ホルモン分泌不全の症状や成長障害 があるかもしれないってことです。
これは他の病気が隠されているかもしれないし、純粋に成長ホルモンがあまり出ない体質だからかもしれない。このあたりは病院でしっかり検査をしなければわかりません。
もちろん身長の大小は遺伝も関係するけれど、成長ホルモンが出やすい出にくいも関係するかもしれない。これも病院で診てもらわないとわからない。
ただわかっているのは、体に隠れた病気がなくて成長ホルモンの分泌に不具合がある場合は身長を伸ばす治療法があるかもしれないってことです。
背が伸びないなーって思ったら成長曲線と照らし合わせてみて!
うちの子の場合は学校が成長曲線をしっかり把握してくれて表にしてくれていました。そのため学校医が低身長の相談を医療機関にするようにと受診勧告のお便りをくれました。
春に学校でやる歯科検診とか眼科検診とかが終わった後に、虫歯があったり視力が悪かったりすると要受診と渡されるあの紙ですね。あの紙にうちの子は成長曲線と表が添付されていて、「要受診」とあったわけです。
身長が低くて成長曲線以下でも勧告されない場合もある
低身長での受診勧告は身長が小さいからと言って必ずあるわけではありませんでした。
うちの子よりも小さくてもなんでもない子もいました。指導された子は
この二点がそろった子たちだったようです。
うちの子の学校は要受診の紙を渡された場合、必ず医療機関の医師に受診させたサインをもらって学校に提出するルールがあります。
なので、受診勧告というよりは受診命令に近いです(笑)
そのため、主治医の先生に気後れせずに相談のために受診することができました。
もし、ただの受診勧告だったら「親も小さいしただ小さい子なんだろうからこんなことくらいで受診していいのかな・・・でも大きな病気が隠れてるとかだったら後悔するなー」と悶々としたと思います。
さらに主治医の小児科の先生は嫌な顔をせずに「私は専門外なのでこども病院を紹介します。専門の先生に判断を仰いでください」と紹介状を書いてくださいました。これもありがたかった。
「なんでもないかもしれないけれど、もしかしたら違うかもしれない。成長が止まりだしたのにも理由があるかもしれない。調べないとわからない。」と専門医を紹介してもらえると私たち親も不安を抱えて過ごすことも、診てもらうことに気後れすることもありません。
自分の体ではなく、まだ自分で判断できない子供の健康や成長についての決定権を握っているのです。専門家である先生がそういってくれるのはほんとありがたい。
学校によっては指導がない
主治医の先生に紹介していただいた病院ではたくさんの親子が低身長の治療や検査で来院していました。
ここで他の親御さんに「どうして低身長かもって思ったんですか?」って聞かれました。「学校から受診勧告があったんで」と答えると「そんな学校あるんだー!いいですね!」と言われました。
不思議に思って「どういう意味ですか?」と聞いてみると
- 低身長の治療は歴史が浅い
- 学校では低身長や成長曲線の管理はしてないことが多い
- その親御さんの住んでる地域の学校では低身長についての受診勧告はない
- たぶんうちの県では他の市町村でもしてないのではないか
と教えてくれました。
うちは私立の小学校に通っていたので受診勧告リストの内容がオリジナルだったのかもしれません。
低身長検査の受診について
紹介された大きな医療機関は完全予約制で、最初の受診は半年待ちでした。
専門の医療機関を受診するころにはインターネットで「低身長」について色々と調べていました。
病気が隠れている(脳の腫瘍の他内臓の病気など)場合はその治療を、それらが隠れていない場合は成長ホルモンの分泌を促す注射を毎日すると身長が伸びること。それはかなり高額だから〇福が使える中学三年生までの治療で計画することが多い事。
年齢が大きくなると治療ができなくなる場合があること。治療は早い方がいいけれど、検査にも時間がかかることなどなど。
最初に行った検査内容
初めての受診の時にはまず看護師さんに簡単な問診を受けました。
低身長での受診なのでそれについての内容でした。主に両親の体格や親族の病歴などだったかと思います。
その後先生に受診して低身長についての軽い説明やこれから行う検査と内容の説明や検査をするかしないかなど、それからその検査でわかることの一部を知りたいか知らなくていいかなどの確認を受けました。
検査の内容は
- 脳のMRI
- 手のレントゲン
- 血液検査
だったように記憶しています。
ちょっと長くなってきたので、検査を終えたあとの受診の内容については次のページに書いていきたいと思います。
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