適性検査対策用の塾は必要か(2)|公立一貫校受検専門塾に通うデメリット(弊害)

受験までの勉強予定表 中学受験

前回の記事では適性検査対策の塾に通った娘にとって良かった点を書きました。今回は通ったために起きたデメリット(弊害)について書きたいと思います。

 

前回の記事

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公立一貫校受検専門塾に通って起きた弊害

 

塾は中学受験で県内で有名な茨進さんに通っていました。

 

ここでは、適性検査対策の授業の他に主要4科目(または2科目)などを公立中学校に進学する予定の事同じテキストを使って勉強する授業を取る事も推奨されていました。

 

うちの子は全然受験対策をしてこなかったので適性対策クラスの他にも一般科目の授業も取っていました。

 

なぜ公立中に進学する子と同じテキストかと言うと、公立中の場合「小学校で習ったこと」が出題範囲なんですよね。その習ったことを使って答えを書く必要があるわけです。

 

私立中学受験の場合、塾で教わった公式などで素早く計算して答えを書けば丸がもらえるかもしれませんが、公立の受検ではどうしてそう考えたのか、計算の過程を書いて説明できることがより大切になります。

 

説明が合っていて計算ミスで答えが間違っていても部分点でかなり加点されます。また、反対に説明がなく(公式だけが理由だったり)答えが合っている場合は減点されてしまうようです。

そのため、私立中学受験のクラスよりは公立中学校に進学すること同じクラスの方がいいらしいです。宿題の量も違いますしね。

 

採点基準ですが、日立一中と並木中等では微妙に違うということを聞きました。もちろん正解は同じですが、各学校で減点や加点の考えが違うのかもしれません。

また、採点の厳しさも違うらしく、同じ回答を書いてもそれぞれ同じ点数にはならないようです。それぞれ倍率の高い学校なので、甘い採点基準にしておくと同点の子がたくさん出てしまうのかもしれませんね。

またこれは個人的に感じたことですが、各学校求めるタイプの子が違うのかなと思いました。面接の過去の質問も日立一中は科学的なことが多く、並木中等は人との調和と独自の考えを問うてるような気がします。

基本の抜けが多すぎて適性検査どころではなかった

 

うちの子の場合、GWぐらいまでに小学校の総復習をして夏休みは少し難易度の高い(教科書の隅に小さく書いてあるような)問題に進み、それが出来るようになったら適性検査問題をやだせようと親的には計画していました。

 

でもね・・・

 

全然ダメ!

 

5年生の冬休み、春休み、また普段の週末は塾の宿題が終わらなくて総復習どころじゃない!

 

規則性の授業を多くとっていたので、勘の鈍いうちの子は宿題にすごく苦労して時間がかかってしまっていました。でも、この授業は時間のあるこの時期にやっておいて本当に良かったと思っています。

 

やっとGWに総復習!とメモリーチェックと出る順をやらせてみたら・・・orz

 

しかも本人曰く「習ってないもん!!!!!」

 

違うんです。忘れてるんです。出来ない単元は全部小学校3~4年時に習ったもの・・・。当時のカラーテスト、CRTテストは悪くなかったんだけどなぁ・・・

 

というわけで、地味に復習に時間をかけることになってしまったのですが、塾はそこのできない部分はすでに出来ているという前提で適性検査の問題(まだ簡単なやつ)をやらせるわけですよね。3年生4年生じゃなくて、今は6年生なんだから当たり前なんです。

 

でも、うちの子はあやふや。

 

だからそこをじっくり押さえたい。でも、主要科目を平日に2日、週末に適性クラス。平日のクラスの宿題と適性クラス、おまけで付けた規則性のクラスの宿題に追われて、それどころじゃない。

 

我が家は結局主要科目の集団クラスはやめてしまいました。そして、個別のクラスで理科と地理を週一回小学校の総復習をやってもらいました。あくまで受験対策ではなく小学校の復習です。

 

このようにまだ基本が押さえられていない子の場合、受験対策用のクラスにいるのは基本を学ぶ時間が確保できないデメリットになってしまいます。

 

これは中学生の茨城県立の高校受験でも言えますが、夏休みをかけてしっかり基本を押さえればそのあとは劇的に伸びます。でも、ここで基本をあやふやにしておくとその後も伸びはほんの少しになってしまいます。

腹をくくって基本に立ち返ることも時には大切です。でも、塾や周りの子は難しいことを進んでいる。それを見ているとなかなか引き返しにくいこと、また時間が取れにくいことの二つが最大の弊害です。

 

この時期、娘も月例テストなどの点数が悪くなかなか伸びないのに簡単な問題ばかり何回も繰り返してやらされるつらい時期だったと思います。

でも娘には、

「勉強はマスの目を塗りつぶしていくことで、テストの点数はその塗り終わったところの問題が出れば点数が高い、まだ塗り終わってないところが出たらできなくて当たり前。今はまだ20%くらいしか塗れてないけど、これが今どんどん塗りつぶされている。そうすると塗り終わったところの問題がでる確率が高くなるし、そうなれば点数も高くなる確率が上がる。」

と励まし続けました。結果、夏休み明けはクラスで3番目の成績を収めることができ、嫌な事もやる必要があり又やればできると実感したようです。

結局適性検査対策用の塾は必要なのかいらないのか

 

適性対策用の塾に入っていなくても、合格する子はいます。

塾には行かず日立一中に合格したお友達も、並木中等に合格したお友達もいます。また、適性検査専用の塾ではなく、普通の塾に通って合格しそのまま上位の成績を維持している子もいます。

 

結局は適性検査というのは、

  • 小学校で習ったことを説明できるほどしっかり理解しているか
  • 表やグラフを見てどうしてそうなるのか習ったことから連想できるか

など、しっかりと小学校の学習内容を体系的に抑えていればできるんですよね。

 

この「小学校の学習内容を体系的に」説明できるようになるには、まずそれぞれの単元を確実に理解していることが必要です。そのうえで、それぞれの単元・科目の結びつきを含めて問われているのが適性検査なわけで、特異なわけでも無駄にむずかしくしているわけではないんだと思います。

 

専門塾に行った方がいいか否かというのはお子さんの現在の成績の立ち位置や理解している深さによると思います。

 

まずは基本も理解していないのに適性検査だけ数多く解いて勉強していくと言うのは遠回りです。適性検査専門教室の前にしっかり小学校の内容を勉強しましょう。特に、理科・算数・地理の生産量や環境など。

 

またすでに基本はもちろん「小学校の学習内容を体系的に」説明できるお子さんもわざわざ行く必要はないんじゃないかなって思います。

 

こういうお子さんは過去問や適性検査問題集を多く解いて自分で吸収していくことができると思います。

 

ただ、問題集だけでは立ち位置がわからないので、過去問を初見で6割くらいできるようなら多くの過去問を何周もして全部できるようにしていくのがいいんじゃないかなって思います。そしたらまた初見の過去問を解いてみて、だんだん初見でも9割り10割とれるように目指して行くのがいいのではないでしょうか。(茨城県の適性検査は素直な問題が多いので、東京などの難しい過去問で考えないようにしましょう)

 

もちろんどちらの場合も塾に行っていいと思います。うちも塾に頼ったので。

 

ただ、塾の授業や進め方を盲信するのではなく、しっかりとお子さんの現状を把握しながら何がベストかと考え、塾の授業よりも大事なものがある場合はそれをしっかり打破していくことも大切です。(塾に相談しても一緒に進め方を考えてくれると思います。この場合は必ずいつもお子さんを見てくれている担任の先生に相談するのがいいですね。)

 

 

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