勉強以外で5年生までにやっておくべきこと

適性検査受検を終えて入学しての感想 中学受験

中学受験は親のエゴという話をよく聞きます。

これは子供の性格や成長具合、地域の公立中学の荒れ具合、その他色々関係していてエゴと言い切るのは難しいところがあります。私は自分が中学受験をさせたこともあり一概に親のエゴだとは思っていません。

 

我が家の場合、中学受験をする(そのために遊びもテレビも我慢して勉強をする)と決めたのは親ではなく娘本人でした。

 

ただ、受験をすると決める前にやっておいて良かったなって思うことがいくつかあります。

 

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6年生になる前に学校見学はできるだけ行こう

 

娘が受検をすると決めたのは5年生の時に行った学校見学(公開授業)がきっかけです。

 

5年生当時、娘はまだ中学受験をするという気はありませんでした。

 

元々中学受験をして私立などの中学校へ進学する割合の多い小学校に通っていたので、娘自身も地元の公立中学に通うつもりはないようでしたがまだまだピンとこない5年生でした。

 

志望校選びは5年生が最後のチャンス

 

中学受験を考えていない我が家でしたが、4年生あたりから県内の中学校の説明会や見学会、文化祭などの情報収集は私が勝手に行っていました。

 

実際には4年生では見学に行かずに、具体的に想像のできる5年生に見て回ることにしました。5年生が受験をするかしないか、またある程度偏差値の高い学校を希望するなら志望校決定の最後のチャンスだと思っていました。

 

今は受験をするつもりがなくても6年生になっていざ進学が近くなったり、仲の良いお友達が受験をし始めたのを見てから「自分も受験したい!」って言い出す可能性のある子だったからです。

実際に見学しておけば具体的にイメージがわきやすいだろうし、見ていて「受けたくない」って思うのと見てなくて「受けなくていい」って娘がいうのとでは全然違うかなって思ってました。

 

そして5年生の春からは少しずつ県内のほとんどの私立中公立中学校を見学するようにしました。ただ、娘がどうしても行きたくないといういくつかの学校は見学をしませんでした。

 

どうして5年生が最後のチャンスなのか

どうして5年生が志望校選びの最後のチャンスなのか。

それは、学力のフォローできる期間がある程度残されていること、それから基礎学力をフォローアップした後からでも受験校対策の時間が残されているからです。

 

逆に言えば、基礎学力がしっかり身についていて、志望校に合わせた受験対策だけで十分な子は6年生の見学会でも十分間に合います。

実際、娘の同級生でとても優秀だった子は6年生の秋まで志望校が絞り切れず、県内から近隣の県や都内の中学校まで足をのばして見学し、やっと見つけた学校が熱望校に変わり、そこから志望校に合わせた受験対策をしたようですが見事都内難関校に合格しました。

 

ただ、普通の子は小学校で行われるカラーテストでいつも良い点を取っていても、通知表の評定が良くても、やはり基礎学力には漏れや得意不得意があります。

そのため、6年生の夏休みまでは習ったことの総復習で漏れや得意不得意を無くし、すべてを理解できるようにする時間をある程度確保したいです。そして、受験本番の2~3か月前頃から志望校に合わせた過去問などの傾向対策を行いたいです。

 

そうすると、5年生のうちにある程度の志望校や志望ランクを絞っておく必要があります。特に、うちのように本人が受験をするつもりがなかった場合、3年生4年生の学習内容はかなり忘れていたり、不得意分野を放置してきています。いざ6年生の秋ごろに「自分も〇〇を受験したい!」と言われてもほぼ絶望的になります。

 

見学すべき学校

5年生の春から秋にかけてあちこちの中学校で公開授業やオープンキャンパス見学会、また文化祭など外部の人間がその学校の様子を知ることができるイベントが行われます。

この時できるだけ親のイメージで見学に行く学校を制限しない方がいいかなって思います。

 

具体的には「距離」「通学時間」です。距離や通学時間は遠いと本当に大変です。でも実際にはそれぞれパターンがあります。

  • 座って行くことができるのか
  • 満員電車でひどいラッシュなのか
  • 徒歩で数十分歩く必要がある
  • 乗り継ぎ時間のロス

学校的にも違いがあります。

  • 教科書を必ず持ち帰るのか
  • 指定バッグの有無(またそれ自体の形や重さ)
  • 土日の通学や平日の帰宅時間
  • お弁当か給食か

この違いによって通学の大変さは違いますよね。子供の体格、性差、親の職業や通勤スタイルでも変わってきます。そこに、子供の「この学校に通いたい!」という熱意がどれだけ勝るかということです。

 

また、反対に学費などの条件で私立中に通わせることができない場合は正直に、「この先中学受験よりも大事な、そしてお金もかかる大学受験があるからそのために貯金をしたい。そうすると私立の中高に通わせる余裕がない。」などと理由を伝えて見学には行かなくてもいいかなって思います。

ただし、私立中では特待制度がある学校が多くあります。特待の条件などにで通わせることができる学校は特待なら通わせることができると伝えて見学するのも良いかもしれません。この場合、お子さんが見学で気に入って熱望校になったにもかかわらず特待ではなく一般合格になった時のこともしっかり考えておきましょうね。

 

 

遠距離通学のために母親が猛反対。でも娘さんはその学校に思いを募らせ、ほかの学校は受験したくない!と精神的にやる気を無くし日常生活にもストレスを感じて小学校生活がうまく送れなくなってしまう子がいました。

たしかにとても遠い学校です。ただ、その女の子はうわさとパンフレットでしか希望する中学校を知りませんでした。そのため、「一度だけでも見学に連れて行った方がいいよ」とアドバイスしたことがあります。

女の子のお母さんは「行ってますます気に入って、どうしても通うってなったらどうしよう・・・」と言いつつ公開日に娘さんを連れて出かけていきました。

その結果・・・学校の設備、掃除の様子、生徒の雰囲気などを実際に感じた娘さんは「ここは自分とは合わないと思う。時間をかけて通うほどは気に入らなかった」と一言つぶやいたきり二度と行きたいとは言わなかったそうです。

本人に見せてみないとわかりません。実際に見て気に入って、通学時間の路線も体験して、それでもどうしても通いたいってなった場合は早起きも通学も頑張れると思うのです。

 

 

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