公立中高(適性検査)対策はいつごろから?|受検対策のスケジュール

受験までの勉強予定表 中学受験

公立中高一貫校や中等教育学校は適性検査というものが主流だと思います。

それぞれの県や都によって問題の傾向は多少違います。また、同じ県でも少しずつ変化してきたりします。

 


 

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適性対策はいつごろからするべきか

うちの子は学習塾には通ったことがなく、学校見学に行った5年生の秋に進学希望先の学校を決めました。

 

そして地元では有名な進学塾の「県立適性対策模試」を受け、そのテスト結果を踏まえて入塾テストとかもないまま「適性対策+主要4科目」の集団クラスに通い始めたのが5年生の冬期講習からになります。
 

適性対策は6年生の秋からでも遅くない

そこから一年間受検勉強をしてきて感じたのは、「適性は特殊だから!」というよりも単元をしっかり理解して問題を数多く解いてきた方がいいなってことでした。

ただ、算数の規則性の問題は時間の余裕がある5年生の終わりごろからGWごろにやっておくとその後楽かなって思います。

 

1)各都道府県の出題傾向を知ろう

どの県でもいきなり傾向が変わることはありません。

茨城県で言えば、適性1が理数問題・適性2が文系問題。さらに適性1の理科と算数のそれぞれの問題の数もだいたい毎年同じです。また作文は出ません。(2018年までのところ)

 

もっと具体的には、算数は規則性は1問は出題されるかな・・・とか、適性2で歴史は出ることがほとんどないな(出たとしても近代だな)・・・など過去問を見ても判断できますし、県立中学のコースを持っている塾だと詳しい情報がもらえると思います。

 

このように各都道府県ごとに傾向があるので、それに合わせて各教科の理解を深めていくのがいいと思います。

うちの場合、早い段階から基礎固めをしていたわけではないのででないものは完全に捨てました(笑)私立中学の一般受験は考えてなかったので。

たとえば国語、歴史、これはまったく手を付けず。社会はグラフの読み方と比較、それから日本の産業などの地理(地名は学校の授業で覚えさせられていましたが、山脈や河川の名称はほとんど覚えていません)のみ、算数は規則性と計算問題(でる順)などを夏休みまで必死にやりました。

 

塾にも一応通っていたので、夏休みは指定の適性用のテキスト(レインボウ)もやりました。役に立ったのかは不明w

 


 

2)出そうな範囲は中学受験用の基礎問題集などでしっかり理解しよう

範囲がだいたい掴めたら、中学受験用の基礎問題集などで単元ごとに解いていきます。

うちの場合は歴史はほとんど出題されないので時間を割くことはやめたので解いていません。主に、理科の主要範囲と社会の地理の産業や気候と農業などの分野のみに絞りました。

国語は塾でやらされていた漢字やことわざなどのみにして、こちらも問題集などはやっていません。特に物語は出題されないため、学校や塾などでの業者テストの点数が不出来でも気にしませんでした。

 

いざやってみると、ほとんど間違わない単元とほとんど不正解の単元に分かれると思います。

できた問題は間違えた部分だけ解答に書いてある解説と問題集にある説明を読み、また数日後に解かせました。ほとんど不正解な単元は、もう少し問題量が多く細かく聞かれている問題集でも反復させました。

※問題集の具体的な名前や勉強方法は別のページで紹介しています。

これを夏休み中ふたりでやってました。

「これはもうやった!!」などとご機嫌斜めになる娘をなだめおだてながら、問題集を2冊を往復して間違いがないようにしてました。(でも苦手なところはいくらやっても完ぺきにはならなかったね・笑)

 

10月後半から過去問オンリー

娘は周囲の子たち(私立受験も含め)が少しずつ過去問を始めた夏休み前から基礎問題の反復ばかりやらされて焦っていたようですが、この部分をおろそかにすると過去問をやる意味がないと思っています。

特に適性検査の場合、

  • 問題を解ける
  • 解答が書ける(説明できる)

この二つが重要になってくるため勘で解くとかなんとなくそんな気がしたなどという曖昧な解答で当たることがほとんどありません。反対に、理由は理解しているのに勘違いや計算ミスなどで答えが間違っている場合など加点されることもあります。

 

そのため本番の受験2か月前程度まではみっちりと小学校でならうことの習熟を深めておいた方がよいと思います。そして、2か月前からは全国公立適性検査の問題集(解答の詳しいもの)から受検する都道府県の問題に似ている過去問を数多く解いていくのがいいと思います。

さらにいくつかの過去問を終え、少しずつ点数が伸びてきたころに自分の県の問題を解いてみるのがいいと思います。

最初のころはほとんど解答用紙が埋められなかったり、2割り3割りしか正解できないかと思います。でも問題や答えの書き方に慣れてくると後半一気にできるようになるのであまりがっかりしないようにしてくださいね。
 


 

塾で早めの対策をと考えている場合

うちの場合は受験すると決めたのがおそいこともありますが、あまり早期対策ができたわけではありません。でもだからこそ感じたのは、適性対策ばかりに目を向けるより、しっかりと内容を理解しておく方が適性検査においても楽だということです。

 

早くから受験をすると方針が決まっている場合3年生の2月(ほとんどの塾で4年生の内容がスタート)から入塾する子が多いかと思います。この時、公立受検を考えていると適性コースを受けるか私立受験コースを取るか迷うかと思います。

わたしだったら・・・迷わず私立中学受験のコースを選びます。私立対策をしっかりやっておけば適性対策は6年生の夏休みからでも間に合うんじゃないかと思います。

 

やっぱりね、私立中学用の受験勉強って濃いですよ・・・。

公立は教科書以上のことはでないなんて言っても自分の習っている教科書には書かれていない内容が他の教科書に書かれていたりしますしね。どうしても早めに対策をしたいっていうなら私立中受験コースで適性に絞らずに勉強させたいかな。

 

ただ、やっぱりあくまで公立。サピックスなどの有名進学校への受験を考えているような子たちと寝る間も惜しんで競い合う必要はないと思います。公立はそりゃできなければ(点数がとれなければ)合格は厳しいけど、出来たからと言って受かるとも限らない。

問題との相性もあるし、面接や作文、ディスカッションなど総合判断です。校風と合うか合わないかなんていうところももしかしたら見ているかもしれません。

だから、基礎さえきちんとできていれば必死になるのは6年生の夏ごろからでも十分だと思っています。それまではしっかりと地道に勉強しつつ学校生活や校外活動など色々なことを体験しておくのがいいんじゃないかなって思います。

 

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